今月のアラカルト:野菜たっぷりの粕汁
根菜をたっぷりいただく汁物の中で、特に気に入っているのが粕汁です。日本酒のもろみから酒をしぼって残りかすですが、新酒を仕込む時季の新しいものは芳醇で、そのまま生野菜につけても本当においしいものです。最近は発酵食品として酵母の働きやすぐれた栄養成分が見直されて大人気。最も手軽な使い方は、みそ汁や鍋に加えることでしょう。酒粕と白みそは相性がよく、体の芯から温まります。
[材料]
大根 10cm
にんじん 小1本
ごぼう 1/2本
里芋 3個
だし汁 7カップ
酒粕* 150g
白みそ 150g
うす口しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1
[作り方]
1:野菜はそれぞれ大きめの乱切りにする。
2:鍋にだし汁を入れて、塩、うす口しょうゆを加え、野菜も入れて
弱めの中火にかける。野菜がやわらかく煮えたら、酒粕、白みそを
溶き入れ、一煮立ちさせる。
* 練り粕が使いやすくておすすめ。板粕ならだし汁や湯でゆるめて使う。汁に使うほか、粕漬けも。野菜は大根にんじん、きゅうりなど好みの野菜を、軽く塩をして水気をふいてから酒粕の中に入れると、数時間で食べ頃になる。薄塩鮭もガーゼに包み、粕漬けにする。
All photos:
Aya Brackett ( http://ayabrackett.com/ )
Special thanks:
Miki Hirota, Sylvan Brackett ( http://eatpekopeko.com/ )