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昨年に続き、岡山県の須浪亨商店さんのいかごの展示販売を行いました。
いぐさの生産地、岡山県倉敷市に工房を構える須浪亨商店。1886年の創業当時は”ござ”を製造されていました。一時期製造が途絶えていましたが、5代目の須浪隆貴さんは幼い頃からお祖母様に「いかご(いぐさで編まれたかご)」の作り方を教えてもらい、現在は、いかご、鍋敷き、びんかごなど日常で使いやすい商品を作られています。
畳と同じ原料のいぐさは、常に呼吸をしているので、その日の湿度によって柔らかさや匂いが変わるそう。
また、使うごとに形や色が変化したり、艶が出てしなやかになったりと、使う人によって表情が変わり、だんだんと自分の色になっていくなど、経年変化が楽しめます。
持ち手の強度が弱くなったり、穴が空いてしまったりと、使う中で修復が必要なものはリペアをすることでこれまでと変わらず愛用できるので、長く、育てるようにお使いいただけます。
今年も、展示初日にお越しくださった須浪さん。soilでたまごを買われたお客様には「たまごつと」をその場で編んでくださりました。日常ではなかなか目にすることのない作業風景に多くのお客様が立ち止まり、出来上がった美しい「たまごつと」に関心を寄せていらっしゃいました。
須浪隆貴さんのいかごは、引き続きsoilでお取り扱いさせていただくこととなりました。数に限りがございますが、店頭やオンラインショップにてぜひご覧ください。