search
「野生菌」とも言われる空気中の天然麹菌を採取し味噌づくりをされている藤原みそこうじ店。
この度、鳥取県米子市で金胡麻農家を営む丸瀬家さんにご紹介していただきお会いすることができました。
ご主人の藤原啓司さんは京都で味噌づくりを学んだあと、「いい味噌」を作るために「いい山といい水」を求め、鳥取県八頭郡若桜町に移住。鳥取の恵まれた自然を活かす味噌づくりに取り組まれています。
通常は寒い冬の時期に仕込むことが多い味噌ですが、藤原さんは、天然麹菌が最も活動しやすい6月と9月〜10月の夏の時期に味噌を仕込みます。そこからゆっくり一年以上かけて発酵させていきます。
発酵の管理上、夜間は1時間半おきに!味噌蔵に行き、味噌の状態をチェック。蔵の温度管理は窓の開閉と極めてシンプルで、自然に向き合い、微生物が醸す、味噌本来の美味しさを求めて日々奮闘されています。
一年を通し、お正月とお盆以外は一日も欠かさず仕込みに励む啓司さんと、それを支える奥さまの恵美さん。実際にお会いした時には、お二人とも健やかな笑顔で迎えてくださり、おいしい味噌が生み出す心の豊かさを感じることができました。
・恵み 麦みそ
熊本県産の大麦と、鳥取県産の大豆を使った味噌。麦の香りがしっかりと感じられ、香ばしく旨みと甘みのバランスがよいお味噌。塩味もまろやか。
・恵み 米みそ
塩以外の材料は全て若桜町のものを使い、自然栽培のお米と大豆、天然水で仕込んだ味噌。やや甘口ですっきりとした味わいの味噌。
・塩麹
沖縄糸満沖の海水塩を使用。非加熱でアルコール添加などもしていないので、酵素が生きている生の塩麹。
麹菌が生きたままの味噌。ふわふわとした柔らかい味噌は香り高く、まずは加熱せず生のままいただくのがおすすめです!
7月から当店でもお取り扱いします。鳥取の自然が詰まった美味しい味噌をぜひ味わってみてください。