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読みもの
食の場にいる時、色んな視点で物事を見るのが好きな私。
食材そのものや料理を作る過程、出来上がり、食後、
テーブルの上など対象は様々です。
そんな訳で今回は料理を作るという視点から少し外れて
客観的にみた視点の写真を選んでみました。
時々、食べているお皿の下に入って
食べ物がどんどんなくなる様子を見てみたくなる時があります。
とある日、友人がストローで飲んでいたカクテルグラスの底から見てみました。
何だかとても美味しそうに飲んでいる顔が見え隠れして
ちょっと嬉し変で気に入っている写真。
ジャムの濃度を知る為にガラスにジャムを垂らしてみた時、
なんとも美しく妖艶な色でエレガントにさえ見えてくる不思議な瞬間。
アメリカ人の大男が山盛り骨付きチキンフライを平らげた後。
中途半端に残った残骸が、逆に何かを征服したかのように
そこに満足感がよぎるお皿。
何度も口の周りについた油をふいた紙ナプキンがそれを物語っています。
今宵は
どんな人達が、何の目的で、どんな会話を楽しみ、時を過ごすのでしょう。
この整然と用意されたテーブルをみると想像しないわけがありません。
何かを準備し待ち受ける状態。
現場にいるとこういった時間が何度となく訪れますが
私がこの合間の時間がとても好きです。
自家製ピーナッツとブルーベリージャム
聞こえは子供のおやつのようなのに
よくみるとなんともエロチズム。
そう、食欲ですから"欲"なのです。