EATRIP JOURNAL

昨年の今頃
私は何を思ったか
いや思うことがあり
導かれるように
ドキドキしながらバークレーという町に一人いた。

久々のフルでのキッチンの仕事は
身体は倒れそうになったけれども
裏腹に心はひからびかけ生き物が水を得たみたいに
いきいき生返り
細胞単位で体中で楽しんだ。

そんな中St. Valentine’s Day１４日は
一年の内でももっともレストランが活気づくとき。
通常のコースよりもさらに気合いが入り
値段にも気合いが入る。
当然準備はいつものように
その日に全ての料理を仕上げるわけに行かず
前もっての準備。
キッチンもさらにヒートアップする。
町の花屋さんはさらに華やかになる。
こんなちょっと日本と違う盛り上がりの風習の違いを
感じながらどんなお客さんが今宵は集まるのか
そんな想像をしながらちょっと俯瞰でみるSt. Valentine’s Dayは
とても新鮮だった。

大事な人を思う気持ちをもてた感謝のあらわれが
ヴァレンタインときいたことがある。
なかなかのいい日なのです